Ace工房

バブルの申し子BNR32と共に…

A/C使用方法に関する考察


軽四から普通車,中・大型車,大型特殊,トラクター,重機と今季も多くのA/Cに携わった…
例年ならお盆が明けると気温が下がりはじめ,A/C診断・修理業務は遠退く…が今年はまだまだ気温が落ち着く感じではないのでそれに比例してA/Cのピークは過ぎるもののまだまだである(笑)

閑話休題.
ちょっと思いつくまでにカーエアコンの正しい(いや,正規ではない方法もあるかも?w)使用方法をまとめてみる.
というのは今シーズン,よくBNR32なお友だちからA/Cに関する問い合わせを受けたからである.

主にBNR32主体で記述するが基本的にどのカーエアコンにもほぼ当てはまるだろう.

そんなの知ってるし興味なしな方は華麗にスルー願う.
まずR32系(GXi TypeX,GTE TypeX,GT-R N1以外の)オートA/Cはゼクセル製の電子制御アクティブフルオートA/Cなる,大変賢く(いや,賢過ぎてお節介な一面も?www)優秀なA/Cが装備されている.どの位優秀かを全て解説すると長くなるので割愛する.

効きが悪いとかよく壊れるとかは人が作る(直す)ものだからアタリハズレがあったとしても,それを除外したとして,使い方が悪いとも言える.

A/Cサイクル及びシステムが正常なのは当然だが,
ボクの主な使い方は,真夏の35℃とかの炎天下でもECONモードで設定温度27℃,内気循環,ブロワ2速程度.これでも寒い位によく冷える.
内規循環になっていれば設定温度は25℃以下に下げて使用するシチュエーションは少ないだろう.

①そもそもA/CとECONの違いって何って?
単純に述べるなら,
A/C…強冷.早く冷房したいときに使用する.
ECON…弱冷.省エネ運転に貢献する.

エバポレータ通過後の冷風温度を検知し一定の温度を境界としてコンプレッサーのON/OFF制御をする.その境界温度がシビア(A/C)か範囲が広いか(ECON)って差である.

外気導入と内気循環
BNR32(R32スカイラインのオートA/C車も含めて)のインテークドアの制御は外気導入を基本としている.
目的の温度設定…すなわちエアミックスドア開度に基づいて最適なインテークドア位置をアンプが決めて外気導入または20%外気導入,内規循環を選定するのだそうな.つまり,中途半端な温度設定だと外気導入にならなくもない.

内外気切替SWを押せば当然ながら切り替わるがオート状態やOFFにした際でも外気導入となる.
ちなみに,学習機能で変更は可能だがバッテリーを外すとリセットされる.

外気導入のデメリットは
●A/Cフィルターを搭載していない車なので当然ながら外の空気が汚いとモロに車内に入る.
●汚い空気だけではなく,砂埃などの粉塵も一緒に吸えばエバポレーターやヒーターコアのフィンが詰まりブロワの風が弱くなり冷暖房の効きが悪くなる.
●砂埃などの粉塵が研磨剤の役割を担い,ブロワモーターのメタルスリーブを短時間で磨耗させてモーターより異音,回りも悪くなる.現に土建屋さんのダンプで新品のブロワモーターに換えたが半年持たなかったのはそれが要因だった事例もある.

そして,これが肝心!
●内気循環に対して,外気導入では車内の空気の容積が増える分,冷房負荷が高くなる.よって冷えが悪い.例えるなら,窓を開けてA/Cを稼動させているといえばピンとくるかもしれない.冷房負荷が高くなるということは当然ながらコンプレッサ内の圧力も内気循環に対して高くなる.

外気メリットを挙げるなら,空気が常にフレッシュ!位か.内気循環で車内の空気が悪くなったと思えばそのときだけ,外気導入にするか窓を開けてやればいいわけで.


その他,あまりよろしくない事例.
A/C(ECON含めて)を普段は温存し使わず,夏のシーズンのみ稼動するパターン.
A/Cサイクル内にはガスの他にコンプレッサを潤滑するためのコンプレッサオイルがガスに溶け込んでいる.普段A/Cを稼動させないとこのオイルもまた循環しないのでコンプレッサ内の油膜が切れると内部が焼きつき,コンプレッサロック(詳しくはこちらを参照)と大きなダメージにもなりかねない.例えるならオイルがない状態でE/Gを動かすようなものだ.
また,コンプレッサのMgクラッチもしばらく使っていないと錆が浮き,いざ使い始めるとクラッチON時に異音にもなり兼ねないのもまた事実.ただしこの場合の異音はA/Cシステムに支障はないだろうしブレーキローターなんかと同じで使っていくうちに回復はするだろう.

ガス漏れで修理せずにシーズン毎にガス補充して使っているパターン.
1回とか2回の補充ならまだしも毎年補充で誤魔化していると先にも書いたが,サイクル内にはガスだけではなくコンプレッサオイルある.ガス漏れは同時にコンプレッサオイルも漏れていっている.つまり油膜切れ→コンプレッサロックとなる恐れが十分にあるということだ.


なんかメモというか大雑把な文章になったけど,真夏から書きたかった記事を画像なしの長文だがようやくUPしてみた(^^♪
また,気がつけば書き足す…かもしれない.

| BNR32, HNR32::A/C | 09:55 PM | comments (0) | trackback (x) |


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